Momo Akane

「桃茜（ももあかね）」は、桃の花を想わせる淡いピンク色をしたお酒です。
そのピンク色は、清酒を茜色に染める赤色清酒酵母と、お米のような白色が出逢い、醸し出しています。着色料は一切使用しておりません。
赤色清酒酵母は、醸造過程で発酵する際に赤色に発色する珍しい酵母です。他の清酒酵母と比べて発酵の力が穏やかなため、じっくりと酵母の活動に向き合いながら丁寧に酒造りをしています。自然の力が織りなす美しい色あいに心躍るひとときをお楽しみください。

「桃茜（ももあかね）」は、絹のように滑らかで、とろりとした口あたりのにごり酒です。淡雪が、すっとほどけて溶けていくかのような柔らかなくちどけに包まれます。
お米の自然な旨みと甘みが舌の上でふっくらとひろがり、あとから心地よい苺のような甘酸っぱさが追いかけてきます。まるでイチゴミルクを彷彿とさせるような、ミルキーさとフルーティさが調和した味わいとなっております。
自然素材が醸し出す、とろりと甘美な美味しさに酔いしれるひとときをお過ごしください。

とろとろとろけるクリーミーな口あたり。なのに、さらさらとスムーズなのどごし。
醸造過程における職人の丁寧な仕事によって生みだされる、均一できめ細やかな米麹の粒子。それにより、たっぷりと濃厚な濁り成分が含有されているにもかかわらず、舌の上に残らずに、するすると飲みやすいにごり酒に仕上がりました。
また、酸味が程よく含まれるため、甘さがあとをひかず、爽やかなキレのある後味をもたらしてくれています。

酒造りに適したお米を60%まで削りあげ、ゆっくりと発酵させて、雑味のないピュアな美味しさを追求。純米吟醸ならではの繊細でフルーティな味わいと微かに香る穏やかな吟香が楽しめます。よく冷やしてワイングラスに注いでお召し上がりいただくのがおすすめです。

桃茜は、疲れたときの体と心にも優しい、低アルコール(9%)な日本酒です。
出来上がった日本酒に水を加えるのではなく、発酵段階でアルコール度数を抑えるように醸造しています。それにより薄くならず芳醇な味わいを保ったまま、つんつんしない、優しい飲み口のにごり酒となりました。

一般的に、にごり酒の成分は栄養価が高く、疲労回復に役立つビタミンやアミノ酸、体内で生成できない必須アミノ酸や、腸内フローラを整える食物繊維やオリゴ糖なども豊富に含まれるといわれています。
晩酌のおともにお迎えして癒しのひとときをお楽しみください。